ヒトの皮膚は表皮、真皮、皮下組織から成り立っています。

妊娠や、急激に太ったときなど、腹部その他が大きくなるにつれて、一番表面の表皮(表皮)は比較的伸展性がよいため伸びることができますが、表皮の下にある真皮や皮下組織の一部は伸びにくいため、亀裂が生じることがあり、これが妊娠線と呼ばれる赤紫色の線状斑です。

一度できた妊娠線は、残念ながら出産後体形が戻ったあとも、薄くはなりますが消えることがありません。

皮膚が許容できる以上に引っ張られたことが原因でおきた繊維・組織の亀裂は、特に痛みがあるわけではありません。しかし人によってはかゆみを感じることがあります。
かゆみをつよく感じる場合でも、かきこわしてしまわないように気をつけましょう。体質が変わり易く、あまりにかゆみが激しい場合は、お医者様にかかり相談してみると良いでしょう。
※【参考】皮膚のかゆみトラブル→妊娠に伴う生理的皮膚変化には、かゆみ・かさつき・湿疹・多毛症などがあり、妊娠中はホルモンの変化により全身がかゆくなったり、カサカサや赤いポツポツができやすくなります。これは妊娠性皮膚掻痒症といい、妊婦の2〜3%に認められるといわれています。)
下腹部、乳房、太もも、臀部、背中、二の腕や脇の下など脂肪のつきやすい部分にも妊娠線は現れます。 妊娠線の長さ・できる箇所、出現する時期などは、皮膚のタイプや体質にもよりまちまちですが、人によっては腹部がまるでスイカの柄のように激しく出る場合もあります。
妊娠線は触ると周囲の皮膚よりへこんでいます。妊娠線は産後、赤紫色の妊娠線が薄くなり白色に変わっていきます。光にあてるとかすかにテカっていたり、傷状の白い跡が残り、産前のまっ平らなお肌にもどることはありません。
基本的には、早めに日頃からマッサージやお手入れをして皮膚の震天能力を高めてあげるなどの予防を心がけるしかありません。出来てしまっても多くの人が経験することですから「女の勲章」と自分を褒めてあげましょう。
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